2008年08月24日

“ノルウェイの森” 村上春樹

norway.jpg今日は本のご紹介。
本棚の整理をしていたら出てきた、この“ノルウェイの森”
確か私が高校生くらいの頃、本屋さんに赤と緑の上下巻がずらっと並んでいたのが印象的だった。

でも実はコレ、私が会社に入った頃同じチームで一緒に仕事をしていた同期のサチコが
酔っ払ってバーに忘れていったもの。
いつのまにお酒の場で本なんて出してたんだろう?ってずっと疑問のままだけど、、、
一緒に飲んでいた仲間が、本好きな私のものだと思って私のバックの中に入れてくれていたようで、
朝起きたらその入り口からひょっこり顔を出していた。

それからは我が家にお引越しとなり、
私に読んでもらえるのを今か今かと待ち続けていたであろうこの“ノルウェイ”は
約7年もの時を経て、今やっと私の手元で、静かにその存在を光らせている。

ページを開いた瞬間から、何か青みがかった灰色のかたまりのような、
そんな静けさと切なさが私を襲う。
学生運動真っ只中の時代背景に、青年の恋心が淡くてもろくて、
でも強さを秘めた心理描写が、深くて哀しくて、愛おしい。
主人公の「ワタナベトオル」
もし実在していたらきっといい友達になれるだろうな、と思わせる親しみがあって、
何だかとっても不思議な感覚にさせてくれます。
そして人を想うって何だろう、そう考えさせてくれた、この村上春樹さんの長編恋愛小説、
なんと映画化されることが決まり、来年2月にクランクインして、2010年に公開予定だそう。

その前に、原作をゆっくり読んでみるのはいかがですか?

posted by 桜子 at 07:51| Comment(2) | books | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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